防水層のひび割れや浮きを放置するとどうなる？

建物を長く安全に使うためには、防水工事の維持管理が欠かせません。
特に屋上防水層やバルコニーの防水層に生じるひび割れや浮きは、小さな不具合に見えても放置すれば建物全体に深刻な影響を及ぼします。
株式会社柿元工業は大阪府茨木市を拠点に、摂津市・吹田市を含む近畿一円で防水工事や外壁補修を行う業者です。
今回は防水層の劣化を見逃した場合に起こり得るリスクについて解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

ひび割れや浮きが発生する原因

防水層にひび割れや浮きが生じる背景には、施工後の経年劣化や気候条件の影響があります。
紫外線や雨風にさらされ続けることで防水材が硬化し、柔軟性を失って表面に細かな割れが発生します。
また、建物の揺れや収縮によっても負担がかかり、防水層が下地から浮き上がることがあります。
さらに、設備工事の際に防水層が傷つき、その部分から劣化が進行するケースも少なくありません。
こうした現象はどの建物にも起こり得るため、定期的な点検で早期に発見することが大切です。

放置による建物への影響

ひび割れや浮きをそのままにすると、防水層としての機能が失われていきます。
水分が内部へ侵入すると、下地のコンクリートが中性化し、鉄筋のさびや膨張を引き起こします。
それが進むと建物全体の耐久性が低下し、大規模な修繕が必要になる可能性もあります。
また、仕上げ材が剥離したり、利用者が転倒するなど安全面でのリスクにもつながります。
「小さな劣化だから」と放置せず、軽微な段階で補修することが結果的に維持費の削減につながります。

早期対応のメリット

防水層の不具合は初期段階での補修が最も効果的です。
例えば小さなひび割れであれば部分的なシーリング補修で済むこともあり、工事費用や工期を抑えることが可能です。
一方、劣化が進んでから全面改修を行う場合は建物の使用制限が必要になり、居住者やテナントに負担をかける恐れがあります。
定期点検と部分補修を組み合わせることで、建物全体の寿命を延ばしつつ長期的に安定した防水性能を維持できます。
このように「予防的な補修」は将来の大規模工事を防ぐうえでも有効です。

点検で確認すべきポイント

防水層の健全性を維持するには、点検時に以下のポイントを意識することが重要です。
見た目の確認だけでなく、手で触れて浮きや柔らかさを感じ取る方法も有効です。
また、排水口まわりのごみ詰まりも防水層の劣化を早める原因となるため、清掃とセットで行うと安心です。
発注者としては、施工会社から劣化状況を写真や報告書で提示してもらうことで、判断材料を得られます。
弊社でも点検からアフターフォローまで自社で対応し、状況に応じた最適なご提案を行っています。

まとめ

防水層のひび割れや浮きを放置すると、建物内部への水の侵入や構造体の劣化につながります。
定期的な点検と早期の補修が、建物の安全性を守る最も確実な方法です。
株式会社柿元工業では、大阪府茨木市を拠点に摂津市・吹田市など近畿一円で防水工事や外壁修理を行っています。
窓口から施工・アフターフォローまで自社一貫体制で対応し、お見積もりやご相談は無料で承っています。
小さな異変を見つけた際にはぜひ一度ご相談ください。