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防水工事における下地調査・含水率測定の重要性

防水工事は建物を長く守るために欠かせない工事ですが、仕上げの見た目だけで判断してしまうと、数年後に不具合が発生することもあります。
施工前に下地の状態を正しく把握することが、防水性能を十分に発揮させる鍵です。
株式会社柿元工業は大阪府茨木市に拠点を置き、摂津市・吹田市を含む近畿一円で屋上防水や外壁補修を行っている業者です。
本コラムでは、防水工事の精度を左右する下地調査と含水率測定の重要性について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

下地調査が必要とされる理由

防水工事において、下地の状態を把握せずに施工を進めると、工事後に膨れや剥離が起こるリスクが高まります。
屋上やバルコニーなどは日射や雨風にさらされるため、表面に見えない微細なひび割れや空隙が存在することも珍しくありません。
下地調査では、目視だけでなく打診による音の確認や、機材を用いた測定で弱点を洗い出します。
これにより、施工範囲や工法の選定を正しく行うことができ、耐久性の高い防水層を実現できます。
調査の精度が工事全体の品質を左右するため、必ず事前に実施することが求められます。

含水率測定の重要性

下地の含水率は、防水層の密着性や耐久性に大きな影響を与えます。
水分が多い状態で施工すると、防水材の硬化不良や層間剥離が発生する可能性があります。
含水率測定は、コンクリート内部にどれほどの水分が含まれているかを把握するための作業で、非破壊検査機器を使うことで建物を傷つけずに測定可能です。
適切な含水率で施工を開始することで、防水層がしっかりと定着し、長期的な防水性能を発揮します。
工期を優先して調査を省略すると、施工後に不具合が発生し、結果的に追加工事や費用がかかることもあるため、測定を軽視することはできません。

調査時の確認項目

ひび割れ:目視や打診で状態を確認

浮き:仕上げ材や下地の剥離部分を検出

含水率:機材を使って内部の水分量を測定

調査結果を踏まえた適切な工法選定

下地調査や含水率測定で得られた情報は、工法の選定に直結します。
例えば、含水率が高い場合には通気緩衝工法を採用することで、内部にこもった水分を逃がしながら防水層を形成できます。
逆に含水率が低い場合には、密着工法で施工することで工期短縮やコスト抑制につながることもあります。
現場の状況を無視した一律の工法選定ではなく、データに基づいた判断を行うことが、防水計画を成功させる上で重要です。
この工程を経ることで、施工後の不具合リスクを大幅に減らすことができます。

下地調査の結果
選定される工法例
含水率が高い場合
通気緩衝工法を選定
含水率が低い場合
密着工法で施工可能
下地の浮きやひび割れ
補修を行い適切な工法を選定

施工後のアフターフォローの必要性

調査や施工だけでなく、その後の点検やメンテナンスも欠かせません。
防水層は経年で劣化するため、定期的に含水率を再確認し、早期に補修を行うことで大規模な改修を防げます。
株式会社柿元工業では、調査から施工、アフターフォローまで自社で一貫対応しており、ご相談やお見積もりは無料で承っています。
茨木市を拠点に摂津市・吹田市を含む近畿一円で実績を積んでおり、現場の状況に応じた最適な防水工事を提案しています。

防水工事における下地調査と含水率測定は、施工の品質を大きく左右する基本工程です。
正確な調査とデータに基づいた工法選定を行うことで、建物を長く守ることができます。
信頼できる施工会社と連携し、計画的な防水対策を進めることが、安心できる建物維持につながります。

防水工事・シーリング工事・外壁修理なら大阪府茨木市の株式会社柿元工業へ
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